ドラッカー教授の残した宿題に応える戦略思考メソッド
戦略分析・立案能力を高める統合英語訓練
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戦略分析・立案訓練ステップ
ウェブ・セミナーサイトマップにある準備パート2の正規分布と成長曲線の応用は必ず読んでください。
回帰直線9点一筆書きは説明を読んで、意味を十分理解してください。
アメリカの経済復興シナリオと戦略予測(日本語)にアクセスしてください。この予測シナリオが訓練の材料です。
英文記事を日本語で要約します。リンク記事を読んで考えてください。その情報(ドット)が予想(回帰直線)を裏付けるものか、無関係か?あるいは予想シナリオが誤りか?
判断するのはあなた!
戦略分析・立案は不確実性に対する決断(度胸)の集積結果です。ブログ・コメント欄に反論、異論を書くのも訓練になると思います。
     9点一筆書き nine dots with four straight lines


正方形の関係にある9点を一筆書きの4本の直線で結びなさいという問題は今は誰でもやったことがあると思います。

このクラシックな問題にはどんなときでも常に新しい二つの教訓があります;
1.見える情報だけで物事を見れば、解ける答えも見つからない
2.堂々巡りに陥ったら、枠からはみ出せ(意識の拡張)

卑近な例で説明します。
日本の借金は800兆円を超えると言われています。国債を発行すれば景気対策は打てるが借金が嵩む。消費を増やさなければならないから直接給付金を与えるが、預金になってしまうかもしれない。高速道路を無料にすれば炭酸ガスの排出が増加する、渋滞もひどくなる。炭酸ガス排出25%削減は環境にすばらしいが、経済がさらに停滞して国民にしわ寄せがくる。クリーン・エネルギーの研究開発を促進しなければならないが、時間が掛かる。最低賃金を引き上げれば、製造業が海外に逃げ出す。中小企業の返済を凍結すれば、銀行経営に影響が出る。
何をやっても、ポジティブにはたらく面もあれば、ネガティブにもはたらく。9点を見ているだけで答えが出ない典型的な堂々巡りの議論が新聞を賑わしています。
9点のドットの外に置いて全部がポジティブにはたらくドットは、大型のクリーン・エネルギー源の設置とそのインフラ構築公共事業と思いますが、今度は、財源をどうするのか、国がそこまで関与するのは社会主義だ、という議論が出ます。

ここをクリックしてスライドfp2−9成長曲線と正規分布の関係(2)右の図を開いてください。左の正規分布をGDPとします。エネルギーを始めとする技術革新で、右の正規分布に移行するはずです。先進国はその移行をいかにスムーズに、しかも早くするかの競争をしているのです。そこにまだ古い技術に頼らなければならない中国、インド、ブラジルなどの新興大国の立場があります。民間企業の活動に頼っているだけでは移行スピードが遅くなります。資本主義、社会主義などの問題でありません。スピードを上げるためにどれだけの資金が必要か、その投下資本に見合うリターン(就業機会が増え、税収増加をもたらして財政の赤字を縮小できる)を確実にするために国が主導して大きなプロジェクトを作らなければならない、そういう状況にあるということです。9点外にどんなドット(プロジェクト)を置くのか、難しいし勇気のいることです。これが今問題になっている経済成長戦略です。

もうひとつ、例を上げます。
9月7日、「水メジャー・プロジェクト」と題したブログで、、「災害支援体制も含め、もっとも合理的な水資源の確保の提案、気候変動によって起こる危機程度の予測とその安全率を緻密に計算したダム建設から上下水道設置までの提案能力」が必要と述べました。これが、9点外のドットに相当するものです。

この9点一筆書きと回帰直線の考え方は戦略分析・立案に必要なテクニックであるばかりでなく、創造性に不可欠の想像力と直感力を養う助けになります。