英語は道具にすぎない。道具を使いこなすために・・・・・
戦略分析・立案能力を高める統合英語訓練
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戦略分析・立案訓練ステップ
ウェブ・セミナーサイトマップにある準備パート2の正規分布と成長曲線の応用は必ず読んでください。
回帰直線9点一筆書きは説明を読んで、意味を十分理解してください。
アメリカの経済復興シナリオと戦略予測(日本語)にアクセスしてください。
予測シナリオが訓練の材料です。
英文記事を日本語で要約します。
リンク記事を読んで考えてください。その情報(ドット)が予想(回帰直線)を裏付けるものか、無関係か?あるいは予測シナリが誤りか?
戦略分析・立案は不確実性に対する決断(度胸)の集積結果です。ブログ・コメント欄に反論、異論を書くのも訓練になると思います。

 Sec 2-1-2 G.M.の国有化は成功する

オバマ大統領のG.M.再建は成功します。失敗などしません!大見得を切りました。2009年7月6日アップのDiscussion その1それが、成否を判断する予測です。

第二回 2009年10月27日アップ
前回は、G.M.にとって最大の競合トヨタ関係の記事でした。最大のウリ、”品質のトヨタ”が崩れ落ちるような事件でした。
マーケティングの眼目は購買者の心をつかむことです。ライバルから心が離れた消費者をどう自分に振り向かせるか、G.M.は当然そこに全力を上げるはずです。今回は、G.M.に関する記事に集中して、これらのドット(情報)が、シナリオ(断定的予測)とどんな距離感になるか判断していただくものです。

October 7, 2009

3ヶ月前、政府から約5兆円の支援を受けたG.M.のフリッツ・ヘンダーソンC.E.O.が行ったアナリストおよび報道関係者との電話会見である。
1.60%の政府保有比率を減少するために、2010年中に株式の公募を考えそのために全力を上げている。
2.支援を受ける条件とした、経営陣の刷新、従業員のダウンサイジングは予定通り進行している。
3.マーケット・シェアが安定してきたのは、新しい製品主導型企業文化が導入され、それが売り上げを伸ばし、G.M.のイメージを改善した要因である。

9月末時点でのG.M.のマーケット・シェアは世界で11.9%、アメリカ国内19.5%で、破産保護申請時に予測したものより高くなっている。

この電話会見の裏づけとなる、G.M.の矢継ぎ早の活動を窺い知ることのできる記事もお読みください。スリム化するためにオペルの経営から撤退、ハマーを中国メーカーに譲渡、インド市場を狙った中国メーカーとの秘密交渉など、世界の自動車産業再編が急速に進展していることが分かります。

October 16, 2009
SAIC and G.M. Talk India Tie-Up, Reports Say

October13, 2009
Henderson Says G.M. May Sell Opel This Week

October9, 2009
G.M. Is to Sell Hummer to a Chinese Company


October 20, 2009

1979から1980年、石油ショックの後電気自動車は話題になり、1990年代には大気汚染から特にカリフォルニア州から開発を急げという要求もあったが、当時は技術的に無理だった。しかし、今はプリウスをはじめとする家庭用電源から充電可能なハイブリッド車が出回っている。

来年、G.M.は最初の40マイル(64Km)を電気で走ることができる家庭電源充電方式のハイブリッド・カーを売り出す。特筆すべきは、マス・マーケット用の商標シボレーを使うことだ。シボレー・ボルトの初年度生産は2−3千台の予定であるが、2012年のターゲットは数万台である。

消費者調査の結果は、「技術の進歩はすばらしいが、現在の自動車の代替というにはまだ早い」というものだが、自動車産業外の環境保護団体の人たちは、「実用化されれば、消費者は石油に依存しない選択肢に飛びつくだろう。電気自動車を過小評価している。」と言う。

消費者の懸念のひとつは価格。確かに高くなるだろう。バッテリー・パックを後付けするプリウスは設置作業費を含めて1万ドルかかる。シボレー・ボルトの価格は未発表だが、評価のために5−10台の購入を計画している電気事業企業は3万5000ドル程度と見ている。4座席でスペースの小さい割には価格が高いという印象だ。

燃料代(電気代)からみると、街中でガロン25マイル(約10.5Km/リッター)走る標準的なセダンを例にとれば、ガソリン価格が1ガロン3ドル(約79円/リッター)として、マイル当たりの燃料コストは12セント(約7.5円/Km)となる。それに対して、シボレー・ボルトではマイル当たり2セント(約1.3円)、電気代が安くなる夜間料金なら1セント(約0.6円)である。

炭酸ガス排出面から比較する。
ガソリン1ガロン(3.8リッター)の燃焼は、約20ポンド(約9.1Kg)の炭酸ガスを作る。精製と配送にさらに2ポンド多くなる。1ガロンで39マイル(約10Km/リッター)走るとして、1マイル走行当り0.56ポンド(254Kg)の炭酸ガスを排出する(つまり、1 Km当たり約159Kg)。
キロワット・アワー(KWh)はエネルギーの単位で100ワットの電球を10時間つけっぱなしにできる。小売価格約11セントで、その炭酸ガス生産量は約1.5ポンド(約680グラム)である。ボルトの場合、1kWhで約5マイル(8Km)走行なので、マイル当たりの炭酸ガス排出は0.3ポンド(約136g―85g/Km)。ボルトはガソリン車の半分よりやや大きい程度の炭酸ガス排出となる。
車の価格ばかりでなく、システムにも課題はある。ガレージを持たない人、あるいは家の外側に電源のないところではどうするのかという問題、さらに、発電所のキャパに余裕のある安い夜間電力を使えなければ、発電所を増やさなければならないという課題も残る。

October 21, 2009

かってのビッグ3、G.M.、クライスラー、フォード、そして海外メーカー、トヨタ、現代が今秋から来年にかけて新しい車を次々とマーケットに送り出す。
アメリカ製自動車の売れ行きに明るい兆しが見えているが、競争はますます激化する。政府の救済を受けた2社、救済は受けなかったものの財政的に苦しいフォードに二度と失敗は許されない。

(このような内容の記事ですが、要約すればニュアンスが伝わらないと思います。じっくり読んでください。この記事を書いた記者の心情まで読んでください。)


世界の自動車産業の再編が凄まじいスピードで展開しているのがひしひしと伝わってくる記事ばかりです。腐っても鯛などと言ったら叱られますが、G.M.の動きが中心となって世界地図を変えようとしている。そんな構図になってきました。
G.M.が成功するのは間違いないと思いますが、正直、そんなことより日本の自動車メーカーが心配です。特に、じっくり読んでいただきたいと申し上げた最後の記事ですが、どんな感じを受けましたか?

ビッグ3にもう失敗して欲しくない、絶対成功して欲しい、書いた記者の祈るような気持ちが伝わってくる、そんなニュアンスを感じませんでしたでしょうか?
どこの国民でも、がんばっている自国の企業を応援したい気持ちは持っています。その気持ちに火を点けるような記事に読めますが、企業の宣伝以上の効果を持つのではないでしょうか?

アメリカ政府が後押しし、アメリカの消費者がその気になったら、海外メーカーは苦しい立場に置かれます。トヨタもホンダも日産も必死にやっているでしょうが、このようなアメリカの動きを見れば、日本政府も何らかの手助けをしなければならない。つくづくそう思います。
この件は、近々、ブログで考えをまとめるつもりです。今回は以上です。