英語は道具にすぎない。道具を使いこなすために・・・・・
戦略分析・立案能力を高める統合英語訓練
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戦略分析・立案訓練ステップ
ウェブ・セミナーサイトマップにある準備パート2の正規分布と成長曲線の応用は必ず読んでください。
回帰直線9点一筆書きは説明を読んで、意味を十分理解してください。
アメリカの経済復興シナリオと戦略予測(日本語)にアクセスしてください。
予測シナリオが訓練の材料です。
英文記事を日本語で要約します。
リンク記事を読んで考えてください。その情報(ドット)が予想(回帰直線)を裏付けるものか、無関係か?あるいは予測シナリが誤りか?
戦略分析・立案は不確実性に対する決断(度胸)の集積結果です。ブログ・コメント欄に反論、異論を書くのも訓練になると思います。

 Sec 2-1-3 G.M.の国有化は成功する

オバマ大統領のG.M.再建は成功します。失敗などしません!大見得を切りました。
間違いですか?

第三回 2009年11月05日アップ
前回、「どこの国民でも、がんばっている自国の企業を応援したい気持ちは持っています。アメリカ政府が後押しし、アメリカの消費者がその気になったら、海外メーカーは苦しい立場に置かれます。トヨタもホンダも日産も必死にやっているでしょうが、このようなアメリカの動きを見れば、日本政府も何らかの手助けをしなければならない。」で締めくくりました。今回の記事をどう受け取りますでしょうか?

最後に11月4日の記事を緊急追加しました!                       

フォードが2005年以来北米市場で利益を上げ、第三四半期(7−9月)に誰も予想しなかった約10億ドル(約1000億円)もの利益を報告した。原価削減効果、そしてG.M.とクライスラーが政府資金を導入したことがフォードの消費者イメージを向上させて販売増に結びつき、この予想外の結果を生んだ理由である。しかし、コスト削減に対する従業員の抵抗やG.M.やクライスラーの攻勢が激しさを増し、このリードを保つのは容易ではない。
G.M.とクライスラー同様、トヨタも赤字で大規模なリコール問題から起こった品質イメージを守ることを余儀なくされている。豊田章夫新社長の下、純白(無傷)であった評判を取り戻すことに集中している。

フォードは、来年の計画を公表していないが、2011年度のブレーク・イーブン目標が安定した収益目標に変化したと述べている。

(現在の自動車業界の動きから)G.M.とクライスラー関係企業に81億ドル(約8100億円)を投入した政府筋は、G.M.もクライスラーもバランス・シートがきれいになって投資された資金が使われれば彼らの業績が向上するのは明らかだとしている。

尚、別記事からですが、車種別、メーカー別の統計がありますのでクリックしてください。

10件の衝突事故があり、怪我に至ったのは7件とされている。
ホンダ・オデッセーのブレーキ・システムが柔らかくてスポンジのようだという指摘が62件寄せられ、米国運輸省道路交通安全局が問題視している。
ホンダは、同社には572件の指摘があったと報告している。始動時に電子制御回路の関係でブレーキに極く少量の空気が入るためと考えられるが、車自体の安全性に影響するものではないとホンダは主張している。


G.M.の幹部は一日2時間ウェブサイトの前で、消費者からのEメールに対応している。
10月までの3ヶ月間のG.M.のマーケットシェアは改善している。10月は21%になり、10月の売り上げは、2008年1月以来始めて前年同月比を上回った。
サターン、ポンティアック、サーブ、ハマーの中止によって、一年前然売り上げの85%を占めた4つのブランド、キャディラック、シボレー、ビュイック、GMCの売り上げ比率は95%になり健全化した。
納入車の返品率は低いが、消費者調査での信頼度はまだ不十分で謙虚な努力を続ける。
アメリカの自動車市場は回復基調にあるがまだ完全とは言えない。

メディアと消費者との関係をより密接にするために.M.が行っているセールス・フォーラムでの報告記事である。


カリフォルニアのベンチャー企業フィスカー(Fisker)自動車は、家庭電源から充電できるハイブリッド車の生産のために、ヨーロッパ向けオペルを生産していたG.M.のデラウエア工場を購入する。
フィスカーは、フィンランドで生産するカルマ(Karma)を2010年夏に販売する予定であるが、スタート価格は87900ドル(約900万円)だが既に1500台の予約がある。
フィスカーは5億2870万ドルの政府ローンを受け取ることが最近確定し、その大半は次世代のハイブリッド車、ニーナ(Nina)開発に使われる。48000ドル(奨励減税を差し引けば、実質40000ドル強)のニーナは2012年に発表し、デラウエア工場で年間10万台の生産を見込んでいるという。


米国運輸省道路安全局は、“フロアーマットが適合さえすれば、車自体に何らの欠陥はないと当局が結論づけた”というトヨタのニュースリリースは正しくないと公に非難した。フロアーマットの単なる除去で、“アクセルとパンの構造にあるかもしれない潜在的な欠陥の解決にはならない”というのが道路安全局の見解である。
それに対して、トヨタは、「誤解を与えるつもりも不正確な情報を流す意図もなかった。安全局の見解を理解している。我々も車自体の改善を検討している過程にある」と回答した。

自動車安全センター(任意団体)は、「安全局が、自動車メーカーに対してこのような激しい叱責をした記憶がない。」と言う。


昨日、11月4日の読売新聞にもトヨタのニュースリリースが紹介されていますので読んだ人も多いことでしょう。「レクサスの事故をめぐっては、一部メディアがブレーキやエンジン起動システムに問題がある可能性を指摘していた。しかし、NHTSAが専門家やレクサス保有者などから聞き取り調査を行った結果、フロアマットが誤った形で付けられた場合に限りアクセルが戻らなくなると断定したという。

トヨタのこの問題のフロアーマット、事故報告隠し疑惑、そして今度はホンダです。たったこの2ヶ月間にアメリカ車の品質が上がって、日本車の品質は”がた落ち”。そんな馬鹿なことはありません。欠陥報道は日本メーカーばかり。
Isn’t it curious that now after several years of Japanese brand cars being made in the
USA, that the “Japanese” vehicles are getting recalled in greater numbers?
Matt

ホンダの記事の読者投稿です。誰だって奇妙に思います。

トヨタにも、他の自動車メーカーにも、経済産業省にも、あるいはそれぞれに関与しているコンサルタントやシンク・タンクにも、昨年の10月や11月には、金融危機とビッグ3の問題が日本の自動車メーカーにとってどんな影響を与えるのか、それを予測した人は当然いるはずですね?下記のブログに書いた類のことです。

2008.10.18  アメリカはなりふり構わずくる  
2008.11.08  GM,そしてトヨタ 
2009.01.25  オバマ新政権対日本(読売新聞)-2 

しかし、こういう考え(私のブログではありません。内部の人の)を真剣に受け取らなかったマネージメントがいるはずです。もし、頭の隅にでも残っていれば、今年の7月の時点でもまだ、今の状態になるのを避けることができたはずです。

トヨタのニュースリリースですが、技術の問題ではないのです。インダストリアル市場なら、技術者同士あるいは専門家同士ですから技術的なことを詰めていけば十分です。しかし、自動車はマス・マーケット商品。イメージの問題です。
今だって、トヨタファンはいます。読者投稿から分かります。そういう人は依然として多いのですが、それこそinnocent(無邪気な)消費者のイメージ、「今まで日本ラベルは品質に問題がないと信じきっていた」にふっと疑念が湧く。そこに、今までけちょんけちょんにけなしてきたアメリカの自動車企業が(仮に上辺だけとしても)謙虚に、偉ぶらず、頭を低くして頑張っている記事が氾濫すれば、消費者の心理はどうなりますか?

ターニングポイントは、今年の8月末にありました。

中古車買い替え政府キャンペーンで69万台の新車が購入された。トヨタはそのうち19%を占めるトップとなり、上位3車種の二つもトヨタ車であったその時点で、もしトヨタが:
「NUMIIは継続します。トヨタ・アメリカの誕生した工場です。アメリカにお世話になった象徴です。」とか何とか多少、くさい言い方ですが、そうしていたら、どうなっていたと思いますか?ホンダに飛び火もなかった。そう思いますが・・・
今、何を言ったところで”覆水盆に返らず”です。しかし、手はきっとあります。トヨタもホンダも頑張ってくださいとしか言いようがありません。

ただ、戦略を訓練している人に申し上げておきます。経営者の方にも。
これが、事後のケース・スタディの典型的な例です。次の機会に活かす?活かせません!
僅かの事柄(ドット)からシナリオ(回帰直線)をできるだけ早く予測(仮説)して、その後のドットとの距離感を精査する。この訓練を日常的に行う以外に方法はないのです。経営者の方は、この日常的な訓練の必要性を認識して社内に必ずいるはずの人材を適切に用いること、それを強くお勧めします。

話は変って、Fisker.



Henrik Fisker (born 10 August, 1963 in Denmark) is a leading automobile designer and CEOof Fisker Coachbuild. He has lived and worked in Germany, London, and in SouthernCalifornia. Henrik Fisker graduated from the short-lived Swiss campus of California's ArtCenter College of Design in 1989. Best known among his creations are the Aston Martin DB9,Aston Martin V8 Vantage and BMW Z8. (fromWikipedia)

TeslaAgassiについては前のプログラムで紹介しました。今度はFiskerときました。 
Agassiについての記事を紹介した後に以下のコメントを憶えていますか?

I like the model of smart and mobile auto startups hawking EVs from Silicon Valley. They are
headed by some of the same entrepreneurs whose previous venture ended in ".com". I predict
that in 2015 we will still have much-reduced versions of the Big Three, but they will be joined
by the Small 20. I think companies like  Tesla,  Bright Automotive, Brammo, Coda, Think
Global and Fisker will be players, along with new names we haven't heard yet. (Jim Motavalli)

言いたいことは、技術が変るときプレーヤーも変るということです。石炭会社が石油会社になれなかった。レコード針の製造企業がCDヘッド製造業にはなれなかった。コピー機も同じです。こんな例は沢山あります。
構造改革というのは、若いベンチャーの発想を大企業が横取りしたり、潰す社会でなく、それをいかに社会の活力できるかという問題でもあります。日本の戦略を考える政治家の皆さんに本当に認識していただきたいことです。一方、私たち一般人は”誰にでもできる”戦略を読み取る力、立案する力”を研ぎ澄まし、それをブログやHPに公表して政治家や官僚と対峙する、それが日本の将来を健全にする方法のひとつと思います。

今回は、ちょっとがっくりして終えます。