ドラッカー教授の残した宿題に応える戦略思考メソッド
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戦略分析・立案訓練ステップ

ウェブ・セミナーサイトマップにある準備パート2の正規分布と成長曲線の応用は必ず読んでください。
回帰直線9点一筆書きは説明を読んで、意味を十分理解してください。
アメリカの経済復興シナリオと戦略予測(日本語)にアクセスしてください。
予測シナリオが訓練の材料です。
英文記事を日本語で要約します。
リンク記事を読んで考えてください。その情報(ドット)が予想(回帰直線)を裏付けるものか、無関係か?あるいは予想そのものがは誤りか?
戦略分析・立案は不確実性に対する決断(度胸)の集積結果です。ブログ・コメント欄に反論、異論を書くのも訓練になると思います。

 Sec 2-2-4 EPA規制はシナリオの鍵

予想シナリオはこの判決(2−2−1)をオバマ大統領の経済復興シナリオの鍵、9点一筆書きの枠外においた一点(2−2−2)と見ました。これが、COP15(IPCCーコペンハーゲン)で主導権を取るための材料と見ました。コペンハーゲン協定でオバマ大統領がどのように評価されているのか、そしてあなたはどう評価するか?今回はそれがテーマです。
(2009.12.20 Up)

December 19, 2009
ClimateTalks Make Way for a Design Show

コペンハーゲン協定は結ばれた。しかし、中国とアメリカを含めた京都議定書を超える幅広いものを目指した点から見ると及第点とは言えないだろう。この会議を運営した国連のYvo de Boer氏は、2007年の(バリ島)会議で取り残された問題に若干の進展があっただけと言っている。

この会議が生んだものは一体何なのだろうか?
コペンハーゲン協定から将来の明るい見通しが得られるのだろうか?
気候パターンや海面上昇のリスクに直面している地域は、約束された資金の恩恵を受けることになるのだろうか?
地球全体のエネルギー構造や気候問題をこのスケールで試されたことはないのだから、この答えは後になってからしか分からない。

人が引き金になって起こる気候変動を回避するための国際協定が約された1992年の地球サミットからコペンハーゲンまで17年である。温度上昇の上限という言葉には各国が同意しても、限界を避ける計画は未だに不十分である。気候変動問題は、地球物理の問題でなく、社会、経済および政治の壮大な実験に直面しているという人もいる。

文書の上では、自発的な温室効果ガスの削減、熱帯雨林の保護、弱者救済と費用の共同負担のための政治的な合意に到達した。(署名する国はデンマークにコンタクトすることになっているという。)
この合意のために国内事情が大きく異なるイタリアやインドネシアに見られたような大変な妥協が求められた。最大の悩みは中国とアメリカの間のいがみ合いである。中身の詳細までには来年また大変な外交努力が求められることになる。一方、緩やかな回復基調にある世界経済と確実に進んでいる人口増加が炭酸ガス排出を再び加速し、地球温暖化とリスクを加速することが明らかである。

来月からにも始まる途上国支援資金に関することであるが、「とにかく今すぐ必要なことは排出削減の約束や資金提供だけではない。気候変動の影響対策のための能力をどのように高めるかである。」と国連職員は指摘している。

一体、コペンハーゲンをどのように捉えれば良いのだろうか?

転換点なのかチャンスを逃したのか、今のところよく分からない。しかし、主要国がこの会議の準備段階で削減目標を定めたことは成果と言って良い。(MichaelOppenheimer, a Princeton University)

主要国の変化は、国連の枠組み協定を持続しようとする何千人ものロビー活動の結果に過ぎず、気候変動というより自国のエネルギー転換政策や石油資源の枯渇の問題による。(専門家の見解)

1992年の気候変動会議以後、排出ガスは、一貫してエネルギー使用に比例して増加している。政治家は削減と無関係なてこを動かしているに過ぎない。(Jesse Ausubel,Rockefeller University)

最近の炭素価格調査から見て、2025年以後でなければ転換エネルギー技術の大幅な進歩はないだろう。現状の3倍から10倍の新エネルギー研究開発資金が必要であるが、コペンハーゲンではほとんど議論されていない。(Thomas Kerr, IEA)

世界のリーダーが集まる会議は取り組むべきチャレンジを小さな問題に分けて個別の検討に留まっている。地球の気候をどう制御できるかというデザイン段階にもない。幻想みたいな大げさなことはやめて、今できること、短期的でも、小さなことでも、多様な協働、言葉でなくすぐ結果の出ることをやろうではないか。(Mike Hulme, aclimate scientist at the University of East Anglia in England)

あなたは、コペンハーゲンをどう捉えますか?

評価する、しないの両方のブロガーの意見例を以下に紹介します。そのような見方も含めて、気候変動に関して、そしてオバマ大統領の戦略に関してお考えください。

December 18, 2009
Why is everyone so pissed at Obama?

「オバマは何のためにコペンハーゲンに来たんだ。あんな惨めなパフォーマンスするぐらいなら来ないほうがマシだったんじゃないか」、ヨーロッパのジャーナリストが頭にきている。彼らからも世界中の多くの人たちから神格化されてしまっているが、私たちはオバマ大統領の限界を考えなかった。だから、みんな頭にきている。

最近の調査では55%以上のアメリカ人が気候変動に関するオバマ大統領のやり方に反対している。動きが早すぎて議会がついて行けない。さらに進みすぎれば必ず逆効果になって、京都議定書のようになる。

私たちのイライラをオバマに向けるのではなく、アメリカ人の視野狭窄と理解力不足にイライラを向けよう。気候変動に正しい方向付けは草の根からしかできない。オバマハ私たちを救わない、自分たちが自分たちを救うしかない。

December 19, 2009
Copenhagen outcome: a real climate catastrophe

コペンハーゲンを離れる前に協定が結ばれると自信満々だったオバマ大統領であったが、彼が姿を消した途端に、事態が変った。スダーンとベネズエラが率いる途上国の小さなグループが反旗を翻した。協定が作られたプロセスが気に食わないから協定を採択しないと主張。国連気候変動枠組み条約は全会一致が条件であるので、ラスムッセンオランダ首相は次から次へと反対の声が上がってどんどん感情的になっていく様を途方に暮れて黙って見ているほかなかった。貧困国のグループ77の議長、スダーンのルムンバが、協定をナチのユダヤ大量虐殺に例えたところがピークであった。逆提案、さらに逆提案、激しいやり取りの慌しい数時間後、スダーンの抗議を受け入れた形で、正式な採択でなしに、協定を認識するという玉虫色の決着になった。

オバマは、今年完全な協定を作るのは無理と判断して2段階作戦を取った。来年のメキシコでのCOP16で法的に拘束力のある削減枠組みを作ることができるように今回は、中国、インド、ブラジルなどとの政治的な合意を得ようとしたのである。
不十分な形であってもオバマの狙いの最低限だけは確保された。
しかし、2050年までに50%削減目標は消えてしまった。2020年までの短期的な削減目標も消えてしまった。オバマが特に中国から得ようとした“削減測定、報告、そして確認”はこれからの問題として残った。これは、今後のオバマにとって悩ましいことだ。なぜなら、コペンハーゲンは、彼の気候変動問題対処の第一部だからである。

第一部は、中国とインドから合意を引き出したこと。次は、コペンハーゲン協定を基にして上院の気候変動法案を固めるのが第二部。そして、第三部がアメリカの気候変動法案を使って2010年に国連枠組み条約国に法的削減目標を課すことである。

見栄えはけっして良くないが、とにかく第一部だけは何とか持ちこたえた。タッチダウンまで、ファーストダウンは取った、あと2回のチャンスはある。

次の記事は、半分冷やかしもありますが、オバマ大統領と中国、インド、ブラジル首脳との緊急会議の様子を裏話的に述べているものです。
December 19, 2009
Obama raced clock, chaos, comedy for climate deal

考えられないことだ。会議室に入っていったが椅子がない。

来るとは思っていなかった。いや、招かざる客であったのかもしれない。

オバマ大統領の15時間のコペンハーゲン滞在は、粘り強さ、困惑、半分は喜劇のような感による突撃みたいなものであった。国内での党利党略、そして国外での富裕国と貧困国のいがみ合いに疲れ果てても、勝利を持って帰る。たとえそれがどんなに不完全なものであっても。

(舞台裏とはこういうものか・・・私の翻訳ではニュアンスが伝わらないと思いますので、ご自身でお読みください。)

今回の最後は、オバマ大統領のスピーチとコペンハーゲンを離れる直前の記者会見です。
・・・やっぱりレトリックのオバマ大統領でしょうか?

December18, 2009
President Obama’s Climate Speech(Text)

Video
http://www.gotchamediablog.com/2009/12/obamas-climate-speech-in-copenhagen.html

December18, 2009
Obama’s Remarks on the Climate Agreement(Text)

(翻訳しませんので、悪しからず・・・)


私は、アメリカはコペンハーゲンで主導権を取るが、アメリカ流のいやらしい取り方をすると言ってきました。削減目標は先送りせざるを得ないと思ってきたからです。しかし、結果的にそうなってもメディアの論評は概して批判的です。私は、戦略と思ってきたのですが・・・。

コペンハーゲンの成り行きを毎日チェックしているうちに、戦略分析訓練のためという目的だけに留まらず、中国やインドなどの経済成長がこのまま続いたら地球は一体どうなるのだろうという素朴な疑問に気が重くなっています。
炭酸ガスの大気中濃度が上昇するばかりではありません。産業廃棄物の処理問題、都市ゴミ処理問題、河川・海洋汚染、地下水汚染、その他もろもろの環境汚染問題です。中国の人口13億人です。インド11億人です。日本の30年前の状況を考えると気の遠くなる思いがします。

この点は、続きとして皆さんにも問いかけます。
また、オバマ大統領のスピーチをどう捉えるか、記者会見の内容をどう捉えるかは、ここ同じ場所で次回2−3日後に検討します。

ただ、記者会見のオバマ大統領の記者に対する答えの中に、以下の文章とピッタリ合うものがあります。中国訪問で使ったはずなので、こんな場所では言わないと思っていたので驚きました。どこにあるか探してください。

If you use new software and graphics tools Andrew introduced previously, isn’t itpossible to visualize the travel of emissions including much hazardous materials from coal andoil burning sources?

これは、12月1日、ニューヨークタイムズに投稿した一部です。クリックで投稿全文にジャンプします。

(ここまで、2009年12月20日アップ)