英語は道具にすぎない。道具を使いこなすために・・・・・
戦略分析・立案能力を高める統合英語訓練
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戦略分析・立案訓練ステップ
ウェブ・セミナーサイトマップにある準備パート2の正規分布と成長曲線の応用は必ず読んでください。
回帰直線9点一筆書きは説明を読んで、意味を十分理解してください。
アメリカの経済復興シナリオと戦略予測(日本語)にアクセスしてください。
予測シナリオが訓練の材料です。
英文記事を日本語で要約します。
リンク記事を読んで考えてください。その情報(ドット)が予想(回帰直線)を裏付けるものか、無関係か?あるいは予測が誤りか?
戦略分析・立案は不確実性に対する決断(度胸)の集積結果です。ブログ・コメント欄に反論、異論を書くのも訓練になると思います。

 Sec 2-5-3 日本が危ない・日本は狙われる

「次回は、日本が狙われていると考えるドットを紹介して一緒に考えたいと思います。」で第二回を終えましたが、状況が変りましたので、本セクションのタイトルを「日本が危ない・日本は狙われる」に変更しました。
今回は、コペンハーゲン以後の動きを見ることで、前回までの予測と総括をさらに検証したいと思います。
三つの記事をお読みいただきますが、前回12月26日アップ「コペンハーゲン総括」と併せてお読みください。ドットから回帰直線を読む訓練です。
・・・日本政府の見方に関する報道もありました。そんな分析で国益に適う戦略に行き着くのだろうか?(それは、記事を読んで考えてから・・・)
January 4, 2010
C.I.A. Data Sharing With Environmental Scientists Is Revived

環境変化の目に見えない複雑性を解明するために、アメリカのトップクラスの科学者とスパイ組織が偵察衛星やその他の機密センサーなどの情報網を利用する協働作業を始めている。
雲、氷河、砂漠、熱帯雨林などの自然現象の本質を見極めようとするものである。この協働は、ブッシュ政権が一度差し止めたがCIA長官の強い支持を得て再開されるものである。協働の一つとして昨年、偵察衛星による北極氷山の映像分析がある。目的は気候と夏季の氷山溶解の関係を突き止めることで、科学検討のスピードアップのために大浮氷群の画像が機密解除された。

今回機密解除された科学用映像は偵察衛星の精度を隠すために解像度が落とされている。モニタリング活動は諜報活動と同じように敵対国や潜在敵国にその偵察衛星の能力を知られないようにしなければならないからである。クリスマスの飛行機爆破未遂事件で諜報能力に批判が高まっている今、環境モニターなどせずにテロとの闘いに注力すべきという意見もあるが、科学上のモニター活動というのは諜報活動の分野を拡大するための名目だと活動を擁護する政府高官もいる。

もともとこのプログラムは1992年から2001年にかけて、科学者のグループが環境監視の必要性を政府に助言したことにはじまる。メディア(Medea-Measurement of Earth Data for EnvironmentalAnalysis)として知られているが、蓄積された諜報データが開示されれば環境管理問題に一石を投じることになるというものであった。ブッシュ政権がなぜメディアをストップさせたかは明らかでないが、2008年に元副大統領のアル・ゴアが再開を促し、2009年にCIA長官が砂漠化、海面上昇、人口移動などは潜在的に国家の安全保障問題であるとの見解で活動を支持したものである。
オバマ政権は、この件に関してほとんど何も語らないが、昨年11月に科学者とCIA長官との面会をアレンジした。
January 7, 2010
E.P.A. Seeks Stricter Rules to Curb Smog

アメリカ環境庁は、スモッグの原因となる大気汚染物質の排出規制をさらに厳しくする基準値を提案した。2008年に基準が低すぎると裁判になったブッシュ政権時代の基準値に代るものである。
オバマ政権の提案基準値は、地上レベルのオゾン値が今後20年間段階的に60ppmから70ppm以下にするもので、ブッシュ政権の基準値は75ppmである。また、作物や樹木をスモッグから守るために季節的に基準値が変る二次的な規制も提案している。

環境庁は、新しい基準値に適合するには2020年まで毎年、190億ドルから900億ドルの必要で、その大部分は製造業、石油精製所、公益事業に掛かるものと予測している。一方、この費用は毎年130億ドルから1000億ドルに匹敵する人の健康メリットによって相殺されるとしている。


このEPAの提案によって影響を受ける地域は図に見られるように全米に広がっています。鮮明な画像を見るためには画像をクリックしてください。
この提案は、米国議会で大きな抵抗に会いそうです。反対、賛成の読者コメントが沢山ありますので、賛同の多いものだけでもお読みください。

January 11, 2010
Clinton, Starting Trip, Acknowledges Possible Tensions With China

アメリカは台湾に防衛上の武器を売る決定をした。オバマ大統領はダライラマ氏に会う計画がある。このことで、中国との関係が厳しくなると考えている。クリントン長官の今年最初の外交行脚でメディアに語った。

(この記事の大部分を占めるハワイでの岡田外務大臣との会見の模様は日本の新聞に報道されているので割愛します。)

前回の総括の中の文章を思い出してください。
「なぜ、日程を変えたのか、さらにどうしてここまで汗だくになって喧嘩腰で中国とのネゴをしなければならなかったのか疑問に思っていました。訪中時に今回のコペンハーゲンの話は済んだはずではなかったのか?私の推測するバタバタの原因は・・・・・」

実は、コペンハーゲンの会議が終わった12月18日か19日にのイギリスのガーディアンのIPCC関連記事の読者投稿の中に、今回のクリントン国務長官が述べている台湾への武器売却を書いているのがあったのです。気にはなりました。あのバタバタの背景説明になります。しかし、どういう身分の人が書いている情報なのか、それが分からないので鵜呑みにできない。私のドタバタの原因分析には取り上げませんでした。

オバマ大統領の訪中時には、中国の一国主義(台湾が中国のもの)を尊重すると言っておきながら、一ヵ月後には台湾に・・・。当然ですが、中国は事前にそれを察知したと思います。多分、私の予測と同時にそれが、あの中国のもう反撃の原因だったのでしょう。
さらに、訪中時にはまったく口を閉ざした人権問題ですが、今度は会うという話です。
コペンハーゲンは、アメリカと中国の対決と申し上げましたが、年が明けたらクリントン国務長官自ら認めている。”国際政治は怖い”ものです。

そして、NASAの炭酸ガスセンシング技術どころではありません。CIAのスパイ衛星です。気候変動にかこつけ、科学用途にかこつけて地球の環境監視体制です。
この記事では、簡単にしか触れていませんが、例えばどこかの国がダム工事をします。詳細が分かります。地土を掘り起こし、コンクリートで固める。工事方法も分かります。炭酸ガスの排出も分かります。さらに、予定の別メニューにある重力で地下水をマッピングするNASAの技術です。
水の奪い合いが起こります。紛争に発展するかもしれません。

こんな時期にCIAとスパイ衛星が出てくる・・・偶然などではないでしょう。

アメリカ環境庁も、国内であれほど共和党の反対にもめげず、先へ先へと進んでいます。今回も共和党の激しい抵抗に会うことでしょう。
今度はスモッグ。地図でお分かりのように西海岸の汚染度が大きい。東から気流に乗ってくる汚染物質を追跡する技術もあるようです。

気候変動・温暖化問題は経済戦争。
コペンハーゲンを機にアメリカと中国の正面激突が始まりました。

年が明けた1月12日、読売新聞社説にはじめてコペンハーゲンの総括がありました。小沢環境相は(会議の内実を)「先進国と新興国の対立」と総括をしているそうです。
中国が主導という中で、日本の25%削減は上滑りして存在感を示せなかった。今後25%が日本の経済に大きな負担になるという総括が雑誌等にも載っていました。
残念ながら、本サイトのような踏み込んだ分析は見当たりません。アメリカと中国がぶつかり合う中、日本はどんな戦略で臨むべきなのか?

前回の最後に、目的を考えてくださいと言った私のニューヨークタイムズへの投稿の意味も含めて近々ブログに”日本のあるべき経済戦略”をエントリーします。

前回のアップからすでに3週間が経過しました。
ちょっと気力が落ちかかったこともありました。それもブログで明らかにしてまいります。
遅くなりましたが、今年もお互い訓練を続けてまいりましょう。どうぞよろしくお願い申し上げます。

(2010年1月20日)